マイペースでじっくりと自学自習で卒業を目指しましょう
通信制課程について
高等学校の通信制の課程では、自学自習による学習が中心となります。月2〜3回程度、スクーリング(面接指導)を受けます。家庭の事情、勤務の都合、健康上の理由などの為、毎日通学することが困難な人、あるいは地理的な事情のために通学困難な人でも、通信制で高等学校を卒業することが可能になります。年齢、職業等に関係なく、県内に居住か、勤務していれば入学でき、受講できるのが通信制課程の特色です。卒業資格は全日制高等学校や定時制高等学校と同じです。
コース・学科について
< Aコース > 普通科(高校卒業資格取得コース)
高等学校卒業資格を得る為のコースです。卒業に必要な単位を修得します。
< Bコース >(社会人聴講生)
生涯学習コースのため単位の認定は行いません。
Aコースで履修できる科目の一部を選択履修出来ます。
修了すると聴講修了証書を交付します。
※併修生について・・・全日制課程、定時制課程に在籍する生徒に限ります。在籍する県内高等学校に相談して下さい。
教育目標
- 教育方針
日本国憲法及び教育基本法に基づき、個人の尊厳を重んじ、真理と平和を愛し、豊かな情操を身につけ、勤労と勉学の両立を図り、社会に貢献できる心身共に健全な自立した市民の育成にあたる。
- 重点目標
- 学力の向上
- 分かりやすいスクーリングを展開するために、学習内容の精選と充実に努める。
- 生徒が快適な学習環境で学べるように、施設・設備の拡充に努める。
- 「自学自習」を基本とする学習の保証に努め、多様な生徒に対応できる教育の創造に取り組む。
- 生徒の自主的、民主的な学習集団の育成
- 生徒の連帯を深めるために、生徒会活動、HR活動その他特別活動を充実させる。
- 特別活動やスクーリングを通じて、生徒が自主的に学習する意欲や態度を育てる。
- 一人ひとりの人権を尊重し、民主的に向上し合える教育環境をつくるように努める。
- 社会につながる学習
- 地域や保護者との連絡を密にして、生徒の生活実態を把握し、学習活動を高める。
- 生涯にわたって自ら学んでいけるような学習意欲や態度を育てる。
- 平和で民主的な社会の建設に向けて、人間の生き方を学ばせる。
卒業するために必要な条件
- 高等学校での修業年限が3年以上であること。
- 各教科の認定された修得単位数の合計が74単位以上であること。
- 特別活動時間数の合計が40単位時間以上あること。
以上の3つの条件が必要です。
通信制課程の”学習”について
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リポート(報告課題)の提出
< 家庭での学習 >
通信制では、教科書や学習書、その他補助教材によって、自宅で自主的に学習します。
リポートを提出し、指導を受けることは、教科・科目の学習を進めていく上で、最も重要です。教科書や学習書を参考に勉強して、リポートを作成し、学校に送付、もしくは直接提出します。これを担当の先生が添削し、解説や学習上の注意事項などを記入して返送します。
生徒は、これを復習して、次のリポート学習に進みます。
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スクーリング(面接指導)の受講
< 学校での学習 >
スクーリングとは、生徒が登校して直接先生に接しながら、その指導を受けるものです。通信制においては、ホームルームの枠を越えて受講し、共同学習します。日曜日を中心に月曜日にも行っています。スクーリングでは、科目の単位修得のための学習の他に、特別活動に出席することが必要です。ホームルーム、クラブ活動、生徒会活動等を通じて、お互いの交流をはかり、友情を深めるために大きな意義を持ちます。< 視聴票によるスクーリング時間の認定について >
NHK高校講座を視聴することにより、スクーリング時間の認定を行っています。認定にあたっては、規定があります。
詳しくは、入学時に配布された「学習の手引き」を参考に、担任や科目担当に問い合わせてください。NHK高校講座はこちらから
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テスト(単位認定試験)の受験
< 学校で受験 >
今まで学習してきた内容をどれだけ理解できたかを知るものです。1か月に1度テスト週間があります。
リポート・スクーリング等の条件(1単位分のリポートを提出し、合格して、スクーリング数を充足していれば)を満たせば、単位区分ごとのテストを受けることが出来ます。テストに合格すると、次の学習区分の単位へ進みます。
最終単位のテストに合格することで、単位を修得したこととなり、その科目の学習が終わります。